ホームステイ受け入れ先のMママより
2012.04.27 19:47|スタッフのヒトリゴト|
ホームステイ受け入れ先、Mママです。
1年を振り返りながら、受け入れ先のお母さんへ充てた親書を少し変えて寄せました。
3月11日の震災後、福島第一原発の事故が起こり、
鎌倉では計画停電に振り回される生活が始まり、
気持ちは津波被災地への支援へ私も含め周りの気持ちはまずは動いていて、
知識の無い放射能の事、その恐ろしさ、少し後よりじわじわと不安感が芽生え、
そして知る努力始めました。
放射能が自然の循環に取り込まれたことに大変困惑し、
この先どうすればいいの!?と、この地でも小さな子どもを持つお母さん方は怯え、
悩み、そして必死で勉強しながら子ども達のために出来るだけの対策をしようとしていました。
5-10鎌倉の会もちょうど1年前の4月末に発足し、
5月末に鎌倉市長へ多くの署名と共に請願書を出しに行き、
妊婦さん・子ども達を守って!と様々なお願いをしました。
北海道でチェルノブイリの子ども達の転地療養を20年以上続けている
’チェルノブイリへのかけはし’代表の野呂美加さんを5-10鎌倉の会でお招きし、
8月11日講演会を行い、内部被曝について話をしてもらいました。
放射能測定の第一人者である老科学者、岡野真治先生(ご自身で作られた、
高性能の測定器を使って車で移動しながら放射能の核種と量を瞬時に出し、汚染マップ作る方)
のご協力を賜り、先生の測定器をお借りし、
親たちが交替で背中にしょって鎌倉の山の中の線量はいったいどうなのかと、測りました。
その結果、住宅の雨樋などはやはりスポット的に高めの数値でしたが、
山の中・住宅街といった場所での差は見られないことがわかりました。
我が家で購入した測定器では、周辺環境は現在の空間線量は
大体0・06μSV/h以下です。
放射能汚染は色々な方向にその刃を向けてきました。
それに対し、全く見知らぬ者同士が手を取り合い、協力し合いながら、
子ども達のためにと各方面で動き、動いた結果はそれなりに結びついたものも多いと思います。
鎌倉から移住されていった方もいます。
この地が安全かどうかの判断・基準は、人それぞれとなり、
その基準で生活する日常がこちらも続いています。
新聞やテレビで福島の子どもたちが外遊びの制限を受けている
ことは、たびたび報道されていました。
気になっていました。鎌倉に呼べないかな。とも思っていました。
でも、実際、5-10鎌倉の会で、「福島の子どもたちを鎌倉に呼ぼう!」
という話が持ち上がった時、
(たった数日こちらに来ることは本当にいい事なのだろうか?)と思ったのです。
私たちの周りには福島より避難されている方はおらず、お母さんの生の声を聞いていない。
どうも是非がわからなかった。
3月春休みに相模原の方で、小さなお子さんを持つ福島の親子対象、
‘つちのこ母ちゃんず‘主催の「まったりキャンプ」が開催され、
私たち家族はそちらにボランティアスタッフとして参加しました。
そこで、初めて多くの福島に住むお母さんたちに会い、話を聞きました。
聞いたというよりも会話の中でこぼれてくるお話を耳にしたというところです。
福島での子育ての現状の話はものすごく私の心に突き刺さりました。
キャンプに参加し、私自身はようやく、保養は必要であり、数多く必要であり、
福島のお母さん方を励まし、寄り添う者がいることを、どこかで気にしている
人がいる事を伝えなければいけないんだ。という気持ちになりました。
心が感じないと本気では動けない事でした。
ようやく動く気になりました。
2・3月忙しかったこともあって、5-10鎌倉のメンバーの皆さん、
出だしが遅くてごめんなさい。
でもちゃんとメンバーの皆さんはチラシを作り、募金活動を始め動いてくれていました。
5-10鎌倉が「かまくらあそび合宿」をHP上で案内すると、色々な方から
「支援したい。」といった問い合わせが来ました。
お金だけではなく、お米だったり、ものだったり、自分の職業を通じてこれならできる。
という提示のし方を頂いたり…。
そうした皆さんの気持ちも表に出したいと思っています。
思いはあるけれど、それをどうやって伝えればいいのか、
手段も判らずになかなか参加屋が集まらない。
HPを少しずつ変えながら、心が伝わるような内容へと
メンバーも福島のお母さんの身になって考えました。
そしてそして、私たちの企画に「こどもを参加させたい。」
と申し出が来た時には、メンバー皆本当に喜び合いました。
同じ子を持つ親どうし、こども達の未来を考えて、頭ではなく心で、
気持ちで動いていきたいと思っています。
3泊4日福島のお子さんを預からせていただきます。
良く遊び、良く食べて、良く寝て、いっぱい遊んでもらっていって欲しいと
思っています。
開催後きっとまた何かを感じられる。より強く。
お子さんたちはその使者でもあります。
お越しを心より楽しみにしています。
Mママ
1年を振り返りながら、受け入れ先のお母さんへ充てた親書を少し変えて寄せました。
3月11日の震災後、福島第一原発の事故が起こり、
鎌倉では計画停電に振り回される生活が始まり、
気持ちは津波被災地への支援へ私も含め周りの気持ちはまずは動いていて、
知識の無い放射能の事、その恐ろしさ、少し後よりじわじわと不安感が芽生え、
そして知る努力始めました。
放射能が自然の循環に取り込まれたことに大変困惑し、
この先どうすればいいの!?と、この地でも小さな子どもを持つお母さん方は怯え、
悩み、そして必死で勉強しながら子ども達のために出来るだけの対策をしようとしていました。
5-10鎌倉の会もちょうど1年前の4月末に発足し、
5月末に鎌倉市長へ多くの署名と共に請願書を出しに行き、
妊婦さん・子ども達を守って!と様々なお願いをしました。
北海道でチェルノブイリの子ども達の転地療養を20年以上続けている
’チェルノブイリへのかけはし’代表の野呂美加さんを5-10鎌倉の会でお招きし、
8月11日講演会を行い、内部被曝について話をしてもらいました。
放射能測定の第一人者である老科学者、岡野真治先生(ご自身で作られた、
高性能の測定器を使って車で移動しながら放射能の核種と量を瞬時に出し、汚染マップ作る方)
のご協力を賜り、先生の測定器をお借りし、
親たちが交替で背中にしょって鎌倉の山の中の線量はいったいどうなのかと、測りました。
その結果、住宅の雨樋などはやはりスポット的に高めの数値でしたが、
山の中・住宅街といった場所での差は見られないことがわかりました。
我が家で購入した測定器では、周辺環境は現在の空間線量は
大体0・06μSV/h以下です。
放射能汚染は色々な方向にその刃を向けてきました。
それに対し、全く見知らぬ者同士が手を取り合い、協力し合いながら、
子ども達のためにと各方面で動き、動いた結果はそれなりに結びついたものも多いと思います。
鎌倉から移住されていった方もいます。
この地が安全かどうかの判断・基準は、人それぞれとなり、
その基準で生活する日常がこちらも続いています。
新聞やテレビで福島の子どもたちが外遊びの制限を受けている
ことは、たびたび報道されていました。
気になっていました。鎌倉に呼べないかな。とも思っていました。
でも、実際、5-10鎌倉の会で、「福島の子どもたちを鎌倉に呼ぼう!」
という話が持ち上がった時、
(たった数日こちらに来ることは本当にいい事なのだろうか?)と思ったのです。
私たちの周りには福島より避難されている方はおらず、お母さんの生の声を聞いていない。
どうも是非がわからなかった。
3月春休みに相模原の方で、小さなお子さんを持つ福島の親子対象、
‘つちのこ母ちゃんず‘主催の「まったりキャンプ」が開催され、
私たち家族はそちらにボランティアスタッフとして参加しました。
そこで、初めて多くの福島に住むお母さんたちに会い、話を聞きました。
聞いたというよりも会話の中でこぼれてくるお話を耳にしたというところです。
福島での子育ての現状の話はものすごく私の心に突き刺さりました。
キャンプに参加し、私自身はようやく、保養は必要であり、数多く必要であり、
福島のお母さん方を励まし、寄り添う者がいることを、どこかで気にしている
人がいる事を伝えなければいけないんだ。という気持ちになりました。
心が感じないと本気では動けない事でした。
ようやく動く気になりました。
2・3月忙しかったこともあって、5-10鎌倉のメンバーの皆さん、
出だしが遅くてごめんなさい。
でもちゃんとメンバーの皆さんはチラシを作り、募金活動を始め動いてくれていました。
5-10鎌倉が「かまくらあそび合宿」をHP上で案内すると、色々な方から
「支援したい。」といった問い合わせが来ました。
お金だけではなく、お米だったり、ものだったり、自分の職業を通じてこれならできる。
という提示のし方を頂いたり…。
そうした皆さんの気持ちも表に出したいと思っています。
思いはあるけれど、それをどうやって伝えればいいのか、
手段も判らずになかなか参加屋が集まらない。
HPを少しずつ変えながら、心が伝わるような内容へと
メンバーも福島のお母さんの身になって考えました。
そしてそして、私たちの企画に「こどもを参加させたい。」
と申し出が来た時には、メンバー皆本当に喜び合いました。
同じ子を持つ親どうし、こども達の未来を考えて、頭ではなく心で、
気持ちで動いていきたいと思っています。
3泊4日福島のお子さんを預からせていただきます。
良く遊び、良く食べて、良く寝て、いっぱい遊んでもらっていって欲しいと
思っています。
開催後きっとまた何かを感じられる。より強く。
お子さんたちはその使者でもあります。
お越しを心より楽しみにしています。
Mママ