福島のお母さんより
2012.05.03 11:57|かまくらあそび楽宿|
心温まるお手紙、ありがとうございました。
素敵なファミリーが目に浮かぶ文面に家族一同感激いたしました。
このご縁に感謝しています。
また、5年後10年後の会のHPを拝見し、今回のお便りを読んで原発事故以来、
鎌倉の方々がいかに一生懸命動き、
そして福島の子どものために心を砕いて下さっているかが伝わってきました。
この問題は福島県民のみならず、東日本、そして、
日本全体に大きな影響を及ぼし今後も続いていくものだと思います。
政府の収束宣言や安全キャンペーンによって次第に風化しつつある中で、
活動や支援を続けて下さる方々がいらっしゃることをとても心強く思います。
原発の事故によって、家族の生活は大きく変わりました。
吾妻山を望む自宅周辺は放射能に汚染され、
好んで食べていた地元の無農薬有機野菜の畑にも放射能が降り積もりました。
子どものためにも移住するのがベストとは思いましたが
夫は旧家の長男で、しかも教育公務員。
一家で移住するという事は難しい…
悶々とする中、学校の校庭使用基準が3.8μSv/hとの通達が出された時には、
怒りを通り越して絶望しました。
我が子の通う学校は、直前の調査で50cm高さで4μSv/hありましたが、
本調査で3.7μSv/hで制限なしとなりました。
色々考えた末、せめて学校だけでもと少しましな所へと思い、
隣県宮城県仙台市の学校へ区域外就学という形で転校しました。
現在は学校のある日は仙台の祖父母宅で、
毎週末やその他休みは福島の自宅で、という生活をしています。
宮城県も連日のように、宮城県産の魚やしいたけ、
山菜の基準値越えが報道され、安心とは言い難い状況ですが、
福島の自宅周辺は今でも空間線量1.0μSv/h前後、
昨日自宅近くの駅西口モニタリングポストの値は0.948μSv/hありますから、
外遊びのことなど考え、仙台福島の往復生活を送っております。
子どもたちは明るく過ごしておりますが、このような生活、
そして放射能の不安からくるストレスが心に溜まっているのではないかと危惧しています。
今回、鎌倉の方々の温かいご支援で
このようなプログラムに参加出来る事を心より感謝いたしております。
鎌倉の豊かな自然、そして皆さまとの生活の中で、少しでも癒され、
良い思い出を作ることが出来るよう願っています。
しつけの行き届かないところもあり、
ご迷惑をおかけすることも多々あるかと存じますが、
ご指導下さいますようお願い申し上げます。
2012年4月29日 S.H
**************************
これは合宿参加者のSさん(のお母さん)より、
ホストファミリーのMママさんに宛てられたお手紙の一部です。
「福島の現状を多くの方々にも知ってもらい理解して頂きたい」と、
ブログ掲載もご了承くださいました。
本当に多くの人に読んで頂きたい、福島のお母さんの声です。
(原文写し:Mママ・記事掲載:O)
素敵なファミリーが目に浮かぶ文面に家族一同感激いたしました。
このご縁に感謝しています。
また、5年後10年後の会のHPを拝見し、今回のお便りを読んで原発事故以来、
鎌倉の方々がいかに一生懸命動き、
そして福島の子どものために心を砕いて下さっているかが伝わってきました。
この問題は福島県民のみならず、東日本、そして、
日本全体に大きな影響を及ぼし今後も続いていくものだと思います。
政府の収束宣言や安全キャンペーンによって次第に風化しつつある中で、
活動や支援を続けて下さる方々がいらっしゃることをとても心強く思います。
原発の事故によって、家族の生活は大きく変わりました。
吾妻山を望む自宅周辺は放射能に汚染され、
好んで食べていた地元の無農薬有機野菜の畑にも放射能が降り積もりました。
子どものためにも移住するのがベストとは思いましたが
夫は旧家の長男で、しかも教育公務員。
一家で移住するという事は難しい…
悶々とする中、学校の校庭使用基準が3.8μSv/hとの通達が出された時には、
怒りを通り越して絶望しました。
我が子の通う学校は、直前の調査で50cm高さで4μSv/hありましたが、
本調査で3.7μSv/hで制限なしとなりました。
色々考えた末、せめて学校だけでもと少しましな所へと思い、
隣県宮城県仙台市の学校へ区域外就学という形で転校しました。
現在は学校のある日は仙台の祖父母宅で、
毎週末やその他休みは福島の自宅で、という生活をしています。
宮城県も連日のように、宮城県産の魚やしいたけ、
山菜の基準値越えが報道され、安心とは言い難い状況ですが、
福島の自宅周辺は今でも空間線量1.0μSv/h前後、
昨日自宅近くの駅西口モニタリングポストの値は0.948μSv/hありますから、
外遊びのことなど考え、仙台福島の往復生活を送っております。
子どもたちは明るく過ごしておりますが、このような生活、
そして放射能の不安からくるストレスが心に溜まっているのではないかと危惧しています。
今回、鎌倉の方々の温かいご支援で
このようなプログラムに参加出来る事を心より感謝いたしております。
鎌倉の豊かな自然、そして皆さまとの生活の中で、少しでも癒され、
良い思い出を作ることが出来るよう願っています。
しつけの行き届かないところもあり、
ご迷惑をおかけすることも多々あるかと存じますが、
ご指導下さいますようお願い申し上げます。
2012年4月29日 S.H
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これは合宿参加者のSさん(のお母さん)より、
ホストファミリーのMママさんに宛てられたお手紙の一部です。
「福島の現状を多くの方々にも知ってもらい理解して頂きたい」と、
ブログ掲載もご了承くださいました。
本当に多くの人に読んで頂きたい、福島のお母さんの声です。
(原文写し:Mママ・記事掲載:O)